地学部夏合宿 希望のあった天体まとめ

※ [] 内は 出-入 の時間です。なお、[一晩中] は沈まないことを意味します。

目次

[1842-0520] 月

  • 地球の周りを公転している唯一の自然な天体

[1940-0659] 土星

  • 環は、氷や岩石の粒子が数え切れないほど集まってできている
  • 主に水素とヘリウムで構成されたガス惑星。木星に次いで太陽系で2番目に大きい
  • 太陽系の惑星の中で最も密度が低い
  • 数十個もの衛星が確認されています。その中でもタイタンは、太陽系の衛星の中では最大級の大きさで、厚い大気を持つ

[2007-0757] 海王星

  • 太陽系の中で太陽から最も遠い惑星
  • 主に水素、ヘリウム、メタンといったガスで構成されており、内部には水、アンモニア、メタンといった成分が氷の状態で存在していると考えられている
    • そのため、「巨大氷惑星」と呼ばれている
  • メタンガスによって大気が青色に見えている
  • 非常に強い風が吹いており、大気の動きが活発。大赤斑と呼ばれる巨大な嵐も観測されている
  • 土星のような環が存在するが、それほどはっきりとは見えない
  • トリトンなど多くの衛星が発見されている

[観測不可] TRAPPIST-1 (赤色矮星)

  • 地球から約40光年離れたところに位置する非常に小さな恒星 (赤色矮星)
  • 周りを地球サイズの惑星が7つ公転していることが確認されている
  • いくつかの惑星は、恒星からほど良い距離を公転しており、液体の水が存在できる可能性がある。この領域を「ハビタブルゾーン habitable zone」と呼ぶ
  • トランジット法と呼ばれる観測方法によって発見された

[1346-0744] デネブ (はくちょう座α星)

  • 全天で21番目に明るく、太陽の100倍以上の大きさを持つ白色超巨星
  • 約1万年後に北極星になると言われている

[1531-0419] アルタイル (わし座α星)

  • 非常に速いスピードで自転しているため、星の形が少しつぶれたような楕円形になっている

[1225-0457] ベガ (こと座α星)

  • 約1万2000年後に北極星になると予測されている

[0714-2035] デネボラ (しし座β星)

  • しし座の尾の部分に位置する

[1408-0501] アルビレオ (はくちょう座β星)

  • 肉眼では一つの星に見えるが、望遠鏡で見ると黄色っぽい星と青みがかった星の2つの星に分かれて見える二重星
  • 「天上の宝石」とも
  • さらに細かく見ると複数の星からなる連星系である

[1228-0509] ダブル・ダブルスター (こと座ε星)

  • 二重星が2組対になっている、かなり珍しいタイプの恒星系
  • 肉眼では一つの星に見えるが、望遠鏡で見ると二重星であることがわかる。さらに、その二重星のそれぞれが、また別の二重星になっている

[一晩中] カラフルタウン (さそり座周辺)

  • さそり座のアンタレス周辺に位置
  • 様々な色の星雲や星団が密集していることから、「カラフルタウン」と呼ばれている
  • 星雲だけでなく、球状星団や散開星団なども含まれている

[2035-0527] フォーマルハウト (みなみのうお座α星)

  • 太陽よりも若く、周囲に惑星が形成される過程にあると考えられているガスや塵の円盤が存在する
  • 周囲に惑星らしき天体が発見されている

[1527-2310] NGC 6302 (さそり座, バグ星雲)

  • 蝶が羽を広げたような形状をしていることから、「バタフライ星雲」とも呼ばれる
  • 中心から左右に広がる翼のような構造が特徴的
  • 形状は、中心の星からの強い恒星風がガスと相互作用することで作られたと考えられている
  • 様々な種類の原子や分子からなる輝線が見られる

[1526-2337] NGC 6357 (彼岸花星雲)

  • さそり座の方向にある散光星雲
  • 新たな星が誕生しており、中心部には非常に高温で明るい若い星が存在し、周囲のガスを熱している
  • ガスや塵が渦巻き状に広がっていたり、暗黒帯が複雑に入り組んでいたりする。これらは星が誕生する際の激しい活動によって形成されたと考えられている

[一晩中] NGC 6543 (キャッツアイ星雲)

  • りゅう座の方向にある惑星状星雲
  • 恒星が一生を終える際に、外層のガスを宇宙空間に放出してできる天体
  • 構造がどのようにして形成されたのか、まだ完全には解明されていない

[一晩中] NGC 6826 (はくちょう座, まばたき星雲)

  • 名前の由来は、小さな望遠鏡で観測すると、中心の恒星の明るさが目に入り、周りの星雲がぼやけて見えなくなる現象からきている
  • しかし、視線を少しずらして観測すると、星雲がはっきり見えることから、まるでまばたきをしているように見える
  • キャッツアイ星雲等と比べ、比較的単純な構造をしている

[1936-0531] NGC 7293 (みずがめ座, らせん星雲)

  • みずがめ座にある惑星状星雲で、中心部が猫の目のように見えることから
  • 惑星状星雲の中では非常に大きな部類に入り、見かけの大きさは満月の半分ほどにもなる
  • 中心部だけでなく、周囲には淡い環状のガスが広がっており、非常に複雑な構造をしている

[一晩中] NGC 7380 (魔法使い星雲)

  • ケフェウス座の方向にある散光星雲
  • 星雲の中のガスや塵が複雑に絡み合い、魔法使いのような姿を作り出しているように見える

[1043-0249] M13 (ヘルクレス座, ヘルクレス球状星団)

  • ほぼ同じ時期に生まれ、重力によって互いに結びついている数十万個もの星が球状に密集した天体
  • 天の川銀河の周辺を公転する球状星団の一つ

[1513-0138] M17 (いて座, オメガ星雲)

  • まるで白鳥が翼を広げているような形状をしていることから、「オメガ星雲」や「白鳥星雲」とも呼ばれている
  • この形は、星雲内のガスや塵が複雑に分布していることを示す
  • 現在も活発に新しい星が生まれている星形成領域
  • 星雲内の高温のガスが輝き、星が誕生する様子を直接観測することができる

[1456-0511] M27 (こぎつね座, 亜鈴状星雲)

  • 形がダンベル (亜鈴) に似ていることから「亜鈴状星雲」と呼ばれている
  • 中央がくびれていて、両端がふくらんだ独特の形をしている
  • 恒星が一生の最後にガスを放出して作る惑星状星雲の一種
  • 中心には、高温で輝く白色矮星が存在
  • 1764年にシャルル・メシエによって惑星状星雲として最初に発見された天体

[一晩中] M31 (アンドロメダ, アンドロメダ銀河)

  • 天の川銀河に最も近い大きな銀河
  • 夜空の暗い場所では、肉眼でもぼんやりとした雲のように見えることがある
  • 直径は約22万光年にもなる
  • 天の川銀河に向かって近づいてきており、数十億年後には両方の銀河が衝突し、一つに合体すると考えられている

[2238-1302] M45 (おうし座, プレアデス星団)

  • 「すばる」と呼ばれることもある
  • 肉眼で見ると、青白い星が V 字形に並んでいるように見える
  • 周りには、星間物質と呼ばれるガスや塵が広がっている。星間物質は、星が誕生する材料となる物質

[0621-0049] M51 (りょうけん座, 子持ち銀河)

  • 大きな渦巻銀河とその伴銀河が重力的に相互作用している姿が特徴
  • まるで親銀河が子銀河を連れて歩いているように見えることから「子持ち銀河」と呼ばれている

[1310-0445] M57 (こと座, リング星雲)

  • こと座にある惑星状星雲で、ドーナツのようなリング状の見た目が特徴
  • 寿命を終えた星が放出したガスが、中心の星の光によって輝いている
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